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「お義母」の読み方を完全解説 - 正しい読み方と使い方まとめ

By Sophia Aguilar

「お義母」の読み方を完全解説 - 正しくは「おかあさん」、その理由とは?

お義母さんの読み方と意味を解説するイメージ

「お義母さん」という表記を見たとき、思わず「おぎぼさん?」と読んでしまった経験はないだろうか。実はこれ、かなり多くの人が一度は引っかかる"読み方の落とし穴"だ。結婚を機に義理の家族と関わるようになると、こうした言葉の細かな使い方が意外と気になってくる。書き言葉と話し言葉でズレが生じやすい「お義母」という表記、その正しい読み方と背景をきちんと押さえておこう。

「お義母」の正しい読み方は何?

結論から言えば、「お義母さん」は「おかあさん」と読む。実母に用いる「お母さん」と区別するために便宜的に表記を分けた、当て字の類であり、「義」の字は読み方に反映されない。つまり、「おぎぼさん」「おぎははさん」といった読み方はすべて誤りだ。漢字の見た目に引きずられて誤読しがちだが、声に出して呼ぶときは普通に「おかあさん」でいい。

実の母親と義理の母親を区別するために、表記上は「お母さん」「お義母さん」と使い分けているが、「お義母さん」も血族と同等の関係だ。わざわざ呼び方を変える必要もないため、「お義母さん」の読み方は「お母さん」と同じく「おかあさん」になる。また、「義母」と表記して「ぎぼ」と言うよりも親しみがあるため「お義母さん」と表記して「おかあさん」と読むという説もある。言語というのは合理的にできていて、関係の親密さを保つために読みはあえて変えない、という発想がそこにある。

「義母(ぎぼ)」と「お義母さん(おかあさん)」は別物?

ここで少し整理が必要だ。「義母」は単独では「ぎぼ」と読む。これは書類や第三者との会話、フォーマルな場面で使われる語だ。一方で「お義母さん」は、義母を直接呼ぶときや、文章の中で親しみを込めて表現する際に用いる。同じ漢字でも、前後に「お」「さん」がつくかどうかによって読み方がまったく変わる。日本語の複雑さが凝縮されたような現象だ。

「おかあさん」を変換すると「お母さん」や「御母さん」になり、通常は実母のことを指すが、配偶者の母であると関係を明らかにするためにあえて「お義母さん」と書く場合がある。また、義母を単体で「はは」と読むこともあるが、あまり一般的ではない。こうした使い分けは、日本語の書き言葉が持つ独特の「表記による意味の補足」機能を示している。

義理の家族との関係と呼び方を示すイメージ

実際の場面ではどう呼ぶ? 77%が「おかあさん」

読み方の話だけでなく、実際にどう呼ぶかも気になるところだ。義理の母本人と話すときには「お義母さん(おかあさん)」と呼ぶ人が77%と大部分を占める結果になった。次に多いのが「〇〇(夫の名前)のお母さん」の10.4%だが、呼び名としては少し長い印象がある。少数ながら「〇〇さん」と義理の母の名前にさん付けで呼ぶ人もいるようだ。

数字を見ると圧倒的に「おかあさん」が主流だとわかる。ただ、これは家庭ごとの距離感や関係性によっても揺れる部分だ。家庭によっては、「○○(パートナーの名前)さんのお父さん・お母さん」、「〇〇(義理の親の名前)さん」という呼び方もある。ご家族の雰囲気や距離感によっても違うので、義理の親と話をする中で、相手が呼び方にどのような感覚を持っているのかを探ったり、あらかじめパートナーに相手の人柄や性格などについて聞いたりしておくとスムーズに自然な呼び方を見つけられるかもしれない。

いつから「おかあさん」と呼び始めるべきか

結婚が決まったからといって、翌日から突然「おかあさん!」と呼ぶのも少し気まずい。タイミングに悩む人は少なくない。「お義父さん(おとうさん)」、「お義母さん(おかあさん)」という呼び方に変えた人の多くは、入籍や結婚式といったイベントをきっかけにしている。そうしたイベントまでは、「○○(パートナーの名前)さんのお父さん・お母さん」という呼び方をしている人が多い。

急いで呼び方を変えるよりも、節目を自然なきっかけにする方が双方にとってスムーズだ。付き合っている頃から自然に呼んでいるので結婚後もそのままという人、実家への挨拶や顔合わせなどで結婚が決まったことをきっかけに呼び始めた人も多い。要は形式よりも関係性が先、というシンプルな話だ。

「お姑さん」との違いは? 混同しがちな呼称を整理する

「お義母さん」と同じような意味で使われる言葉は「お姑さん」だ。「お姑さん」は「おしゅうとめさん」と読む。配偶者の母親という意味であるが、夫の母親という意味で使う場合が多い。

大きな違いは「誰が、誰に向けて使うか」というニュアンスにある。「お姑さん」は既婚女性が夫の母親を呼ぶ際に使う言葉というよりも、第三者が使う言葉と言った方が適切だ。例えば友人に「お姑さんはお元気ですか」と尋ねることができる。つまり「お義母さん(おかあさん)」は直接呼びかける言葉として機能し、「お姑さん(おしゅうとめさん)」は会話の中で第三者として言及する際に使われることが多い。場面に応じて使い分けるのが自然だ。

「お義母さん」以外の義理の家族の読み方一覧

「お義母さん」の読み方を覚えたら、義理の家族全体の表記と読み方も整理しておくと便利だ。義理の家族の書き方と読み方は次のようになっている。お義父さん(おとうさん)は義理の父、お義兄さん(おにいさん)は義理の兄、お義姉さん(おねえさん)は義理の姉、義弟(ぎてい、おとうと)は義理の弟、義妹(ぎまい、いもうと)は義理の妹、義実家(ぎじっか)は義理の実家でとくに配偶者の実家、義両親(ぎりょうしん)は義理の両親、姑(しゅうとめ)は配偶者の母でおもに夫の母を指す。

このリストを見ると一定のパターンが見えてくる。「お義〇さん」の形で直接呼びかける場合は「お母さん」「お父さん」と同様の読み方になり、「義〇」と単独で書く場合は漢字の音読みや訓読みが生きてくる。「義実家」や「義両親」という言葉は辞書には載っていないが、義理の家族との関係性をわかりやすくするために使われる表記で、とくにインターネット上でよく使われている。

義理の家族の呼び方一覧表のイメージ

「養母」「継母」との使い分け - 似て非なる言葉の意味

「お義母さん」という言葉は義理の母全般に使われることがあるが、厳密には状況によって別の語が適切なこともある。養子縁組で親子関係となった母親という意味で「お義母さん」という言葉を使う場合の類語は「養母」だ。「養母」は「ようぼ」と読む。「お義母さん」を実の父親の再婚相手という意味で使う場合の類語は「継母」だ。「継母」は「けいぼ」や「ままはは」と読む。

日常会話ではこれほど細かく使い分けることはほとんどない。ただ、法律的な書類や公式な場面では「義母」「養母」「継母」を正確に区別することが求められる場合もある。知識として押さえておいて損はない。

LINEやメールでの書き方 - 「お義母さん」か「お母さん」か

書き言葉として義理の母を表す際にも悩みが生じる。特にLINEやメールで義理の家族の話をするときに「どう書けばいいか」迷う人は多い。「お義母さん」と書いていたけれど、もう面倒になって「お母さん」と書いているというケースもある。

「おかあさん」は母親に対する親しみのこもった呼び方だ。多くの場合、実のお母さんに対して使われるが、家庭環境や地域、関係性によっては義母や他の年上女性に対して使われることもある。つまり文脈があれば「お母さん」と書いても十分伝わる。ただ、混乱を避けたい場面では「義理の母」や「夫のお母さん」と一言添えると親切だ。

人と話すときはたいてい「旦那のおかあさん」とか「主人のおかあさん」とか「お姑さん」といった言葉を使うのが一般的で、間違っても「おぎぼさん」を使う人はいないと言えるほどだ。書いて読む「義母(ぎぼ)」と、声に出す「おかあさん」は、それぞれの場面で棲み分けられている。

「義」という漢字が読みに反映されない理由

そもそもなぜ「義」という字が読みに反映されないのか、不思議に思う人もいるだろう。これは日本語の表記における「当て字」の考え方から来ている。配偶者側の両親兄弟姉妹を自分の親兄弟姉妹と区別するためにできた言葉なので、さん付けで呼ぶ場合に「義」は読まない。直接お義母さんを呼ぶときも心の中では義理の母親だと思っていても「おかあさん」と言う。

言語の機能として考えると、これは非常に巧みな仕組みだ。文字として書いたときに読み手に「義理の母」と伝えつつ、声に出す際は相手に親しみのある「おかあさん」という言葉で呼びかけられる。一方通行ではなく、双方向の関係性を言葉の形で表現している。

まとめ - 「お義母」の読み方を正しく理解すると何が変わるか

「お義母さん」の正しい読み方は「おかあさん」。「おぎぼさん」と読みたくなる気持ちはわかるが、それは書き言葉の見た目に引きずられた誤解だ。「義」という字は関係性を示すための表記上の工夫であり、発音には影響しない。単独で使う「義母(ぎぼ)」とは別物として頭の中で整理しておくと、読み書きの場面で迷わなくなる。義理の家族との呼び方は、読み方ひとつとっても日本語の繊細なニュアンスが詰まっている。言葉の背景を知ることで、日常のコミュニケーションが少し楽になるはずだ。