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結まきなとニドラアサシンの「手」事件とは?炎上の全真相と現在

By Emma Jordan

結まきなとニドラアサシンの「手」事件とは?炎上の全真相と現在地

インスタライブ炎上イメージ

SNSの生配信が一瞬で炎上し、社会的な議論を巻き起こす時代だ。その象徴的な事例のひとつとして、今も検索され続けているのが「結まきなニドラアサシン手」というキーワードである。ラッパーのニドラアサシンと元交際相手の結まきなが引き起こしたインスタライブでの一件は、当時の日本のSNS空間を一気に揺さぶった。単純な「炎上」では語りきれない、複合的な背景がそこにはあった。

ニドラアサシンとは何者か

ニドラアサシンは、日本のアンダーグラウンドHIPHOPシーンで独自のポジションを築いてきたラッパーだ。その名前の奇妙さと同様、スタイルも非常に個性的で、聴き取りにくいフロウと独特のリリックが話題になることが多い。

ニドラアサシンのラップスタイルについては、「聞き取れなさすぎて、アンサー返せないからラップしてる風に見せかけてゴニャゴニャ言ってるだけなのか」という声もネット上に上がるほど」とYahoo!知恵袋でも議題になるほど、その個性は際立っている。

HIPHOPバトルにも出場経験があり、シーン内での認知度は確かに存在していた。しかし彼の名前が広く一般層に知れ渡ったのは、音楽活動そのものよりも、SNSで起きた一連の騒動がきっかけだったと言わざるを得ない。

ニドラアサシンは高校時代に少林寺拳法部に所属し、全国大会でベスト4、西日本大会でベスト8、市の大会では4回優勝という成績を残している。そういった武道での経歴を持ちながら、後に音楽の道へと進んだ経緯もまた、一種の異色さとして語られることがある。

結まきなはどんな人物か

インスタライブ配信イメージ

ニドラアサシンの元彼女である結まきなは、2017年8月にアダルトビデオメーカー大手であるプレステージの専属女優としてデビューした元AV女優で、50本近い作品に出演した人気女優だった。2020年にリリースされた作品を最後に引退している。

引退後は「ネオニート」を名乗り、インスタグラムを中心にネット上で活動を続けており、バイセクシャルであることや整形していることなども公表している。

YouTubeで公開されているHIPHOPメディア「ニートtokyo」にもニドラアサシンと共に出演するなど、一緒にメディアに出る場面もあった。交際が公になっていたことで、ファン層も自然と重なっていく部分があった。

「手」事件の経緯 - インスタライブで何が起きたのか

問題の事件は2022年2月、ネット上で一気に拡散した。概要を整理すると、きわめてシンプルな「生配信中の乱入」だったが、その内容が常軌を逸していた。

結まきなのインスタライブ配信中にニドラアサシンが突然乱入し、結まきなを押し倒して「手マン(女性の陰部を手で愛撫すること)」をして、結まきなが喘ぐ姿がネット上に生配信された。深夜の配信を見ていた視聴者たちは当初、何が起きているのか把握できなかったという声が多数出た。

カメラはニドラアサシンを映していたが、動画の状況と後の謝罪動画から手マンをしていたのは間違いないとされている。この一部始終がSNS上で猛烈な勢いで拡散し、批判コメントが殺到した。

ニドラアサシンはインスタライブでの手マン事件を起こした後、ネットでは双方のファンを交えて大炎上し、様々なラッパーやYouTuberも話題に取り上げることで批判的な声が多く挙がる結果となった。

謝罪動画と炎上商法疑惑

謝罪動画イメージ

炎上の直後、ニドラアサシンはTwitterで釈明し、動画による謝罪も公開した。しかしその謝罪動画の末尾が、新たな批判を生む。

ニドラアサシンはTwitterで「まきなちゃんがかわいすぎて、配信中にもかかわらず愛おしすぎて性欲が爆発した」「まきなちゃんのことは責めないで悪いのは僕です」とツイートしている。

ニドラアサシンは「手マン事件」の後に謝罪動画を配信し「いきなり乱入した挙句手マンして申し訳ありませんでした」などと視聴者に謝罪しているが、この謝罪動画の最後に2022年2月19日に渋谷VISIONで開催の自身のワンマンライブの宣伝も行っていた。

謝罪の場でライブ宣伝。この組み合わせが視聴者の神経を逆なでした。当然、「炎上商法ではないか」という声が急速に広まることになる。

コロナのオミクロン株が拡大していた時期であったため、チケットが思うように売れていなかったのかもしれないという見方もある。炎上からチケット販売に繋げようとしていたという指摘が多く、結果としてニドラアサシンのイメージダウンにも繋がった。

ただ、事件全体が「やらせ」だったとするならば、結まきな自身も計画の一端を担っていたとも読み取れる。インスタライブの配信騒動が炎上商法だったとすると、彼女である結まきなもニドラアサシンのライブ宣伝のために手助けしたという見方もできる。

暴露配信 - 関係の終わりと新たな波紋

手マン事件から約8ヶ月後、今度は結まきなが主役になる形で新たな騒動が起きた。

大炎上した「手マン事件」からちょうど半年後の2022年10月、彼女の結まきながインスタライブを配信し、ニドラアサシンの薬物疑惑に関する暴露を行った。結まきなはこのインスタライブの中で、ニドラアサシンが覚醒剤を使用していたことなどを明かした。

その後、2023年4月にニドラアサシンは薬物使用の疑いで逮捕されている。暴露の内容が現実と重なる形になったことで、ネット上では結まきなの発言が「的中した」として改めて注目を浴びることになった。

ニドラアサシン自身も「信頼を失った」と発言していたとされ、2人の関係は事実上破綻していると考えられている。

TikTokでなぜ今も拡散するのか

TikTok拡散イメージ

この騒動から数年が経過した現在でも、「結まきなニドラアサシン手」というキーワードはTikTokをはじめとするSNSプラットフォーム上で定期的に浮上する。なぜか。

理由のひとつは、事件の性質そのものにある。生配信中のリアルタイム炎上は、切り抜き動画として何度でも消費される構造を持っている。TikTokのディスカバーページでも「結まきなニドラアサシン手」はトレンドとして繰り返し登場し、関連ハッシュタグのコンテンツが蓄積されている。

もうひとつの理由は、事件の「多層性」だ。手マン事件単体で終わらず、謝罪動画、炎上商法疑惑、暴露配信、そして逮捕という連続した展開が、次々に検索需要を呼び込む。特に若い世代が「事件の全貌を知りたい」という動機で辿り着くケースが多い。

SNSリテラシーという観点から言えば、この一件は非常に教材的な事例でもある。生配信は一度発信したら取り消せない。炎上商法は短期的な認知を得ることと引き換えに、長期的なイメージを損傷させる可能性が高い。そして暴露という行為も、その後に起きる展開次第では自身の評判を高めることにも傷つけることにもなりうる。

炎上文化とSNS配信の現在

ニドラアサシンと結まきなの一件は、いわゆる「インフルエンサー文化」の危うさを象徴している。フォロワー数や再生回数のために何でもする、あるいはそう見せかける行動が、本人のキャリアを静かに、しかし確実に侵食していく。

日本のHIPHOPシーンはここ10年で急速に一般層へのリーチを広げた。ニードラアサシンのようなアンダーグラウンドのラッパーたちも、SNSを通じてかつてないほど多くのオーディエンスを獲得できる時代になった。しかしそれは同時に、一度の失敗や炎上が広範囲に届くということも意味している。

音楽的な評価よりも「あの炎上の人」として記憶されてしまう。それがSNS全盛期における、アーティストにとって最も避けたいシナリオのひとつだろう。この事件が今もなお検索され、語られ続けていること自体が、その証左と言えるかもしれない。

事件から学ぶこと

結まきなニドラアサシン手をめぐる一連の流れは、単なるゴシップではなく、現代のSNS社会が持つ構造的な問題を浮き彫りにしている。生配信プラットフォームの無防備な開放性、炎上とマーケティングの境界線の曖昧さ、そして関係者が予期しない形で真実が露呈するリスク。

この件に関わった二人の「現在地」は、ネット上でも引き続き関心を集めている。結まきなはインスタグラムを中心としたネット活動を継続しており、現在も独自のポジションを保っている。一方のニドラアサシンは、逮捕という事態を経て、活動の継続が不透明な状態にある。

インターネット上の記録は消えない。どれだけ時間が経過しても、検索エンジンはその断片を拾い上げ、新しい視聴者に届ける。「結まきなニドラアサシン手」というキーワードが今も生き続けているのは、ただのゴシップ需要だけでなく、この事件が孕んでいた複雑さへの、静かな問いかけでもあるのかもしれない。